Water Garden 2007
1.睡蓮の植え替え
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4月3日 壁に到達

一昨年に植えた睡蓮の芽が生長して、池の壁にぶつかっています。
このままだとうまく葉を展開できませんし、 花も壁にもたれて咲いてしまいます。
極力植え替えをするつもりはなかったのですが、 これではまずいので、池の中央に植え直すことにしました。
増えた株

昨年分かれた株が3つほど見えています。
これらは昨年の段階では葉が小さく、花も付けませんでした。
これからも十分成長させるには、この池の面積では足りないと思われます。
そこでこれらの芽は後で間引きました。
4月8日 芽の植え付け
親株を手でつかんで掘り起こそうとしたところ、 途中ですっぱりと折れてしまいました。
まずいことをしてしまったかと焦りましたが、 植え替えの時は根茎を10cm程度に切るのが通常のやり方のようなので、 これでちょうどよかったということです。
中心には、すでに小さな花芽が付いています。
植え直した池

芽の進行方向からバックしたところに植え付けました。
写真ではフキノトウの真下あたりです。
しかし、この後思い直して、抜いた場所で180度反転した向きで植え直しました。
この方が壁に到達しにくいと考えたためです。

睡蓮は鉢植えして水に沈めるのが一般的で、 その方が管理が楽なのは分かっているのですが、 直植えにこだわっているのは、 いかにも「栽培している」風なのを避けたいのと、 根が地中に張って養分(窒素、リン、カリ)を吸収して富栄養化を防ぎ、 一方で酸素を供給するといった池の環境との相互作用を期待したいためです。
4月10日 子株と根

残った根茎も抜きました。
株分かれした芽の他に、根茎にもたくさん芽が付いていました。
根の生長も盛んですが、睡蓮には2種類の根があることが分かりました。
1つは細くて枝根がたくさん付いている髭根。 これは地中の養分を吸収するためのものでしょう。
もう1つは太く長く伸びたつるっとした根で、 断面はスポンジ状で空気を蓄えています。 蓮のレンコンのようなものですね。 先端はひげ根になっているのでこれも根なのでしょう。

睡蓮については、栽培方法や品種について書かれたHPはあっても、 植物としての生態については調べることができませんでした。

この根茎と子株は知り合いの方に差し上げました。

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