DigitalWalk |
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インターバル撮影とは一定の時間間隔で連続的に撮影する技法です。 フィルム枚数の制限を受ける銀塩カメラと違って、 大容量のメモリが使えるデジカメならではのおもしろい機能だと思います。 ※現在(2004年12月)標準でインターバル撮影ができる コンパクトタイプのデジカメは NIKON Coolpix 3700・8800、Ricoh Caplio 各シリーズ、 Canon PowerShot Pro1・Sシリーズ・Gシリーズ(100枚超撮影するためには要PC接続)、 PENTAX OPTIO 750Z・SV・X・43WR、 OLYMPUS CAMEDIA C-70、KONICA MINOLTA DiMAGE A2などがあります。 |
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■EPSON CP-800 | |
EPSON CP-800は、撮影間隔が最短10秒から1秒刻みで
24時間※1まで、
ケーブルで接続することもなく単独で、
メモリと電源の許す限り撮り続けることができます。
通常は液晶を使用するとあっという間に電池が切れるのに対し、
インターバル撮影中はおそらほとんどの回路が休止状態になっているため、
数時間に渡って数百枚の撮影※2
も可能です。 この自由度の高さから、 コンパクトタイプで最強※3 のインターバル撮影カメラといえるでしょう。 |
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夜明け 【12月11日午前6時〜7時42分 20秒間隔撮影】 動画 MPEG-1:元画像640×480をTMPGEncで結合 大 640×480pixel 15fps 20秒 6635KB 小 160×120pixel 15fps 20秒 545KB ホワイトバランス:太陽光、ISO100、AE、フォーカス:無限遠 |
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雪が積もる 【12月29日午前9時39分〜午後4時44分 30秒間隔852枚撮影】 いつになく遅い初積雪です。 雪の重みで植物がしなだれていく様子がよく分かります。 雪が増えていく様はふくらむパン生地を思わせます。 動画 MPEG-1:元画像640×480をTMPGEncで結合 大 640×480pixel 30fps 28秒 10222KB 小 160×120pixel 30fps 28秒 1098KB ホワイトバランス:太陽光、ISO100、AE、フォーカス:オート |
※1 24時間間隔に設定できるため、
毎日同じ時間に定点観測が可能になります。
さすがにこの場合はAC電源が必要でしょうが…。
機会があれば季節の移り変わりや、
建物の建設状況などを撮ってみたいものです。 ※2 これまでの最高では、SANYO Ni-MH2500を使い、 30秒ごとに11時間半で1388枚を撮りました。 R1の原子力電池ですら1000枚行きませんからたいしたものです。 ※3 他のデジカメのインターバル(タイマー)撮影機能では、 最短間隔が1分までだったり、 最長間隔が60分までだったり、 最大撮影枚数が99枚ぽっちだったり、 電池が2時間程度しか持たなかったり、 ケーブルでPCとつなぐ必要があったり、 露出やフォーカスの固定ができなかったりするわけですが、 これらの制限がないCP-800を最強と勝手に認定しました。 |
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睡蓮の開花 【平成17年8月14日午前6時23分〜8時21分 10秒間隔703枚撮影】 左写真の睡蓮が開花する様子です。 2日目 640×480pixel 10fps 70秒 25MB 1日目の開花から閉じるまでを別角度から撮ったものです。 1日目 320×240pixel 30fps 74秒 13MB 動画 MPEG-1:元画像640×480をTMPGEncで結合 ホワイトバランス:太陽光、ISO100、AE、フォーカス:マクロ |
■Ricoh Caplio R1 | |
CP-800はスローシャッターが1/2秒までしか切れないことがネックとなって、
星空は暗くしか写りません。
そこで、長時間露光とISO800が使えるCaplio R1を使って、
ふたご座流星群の撮影に挑みました。 R1は撮影間隔30秒から3時間までです。露出8秒は物足りないですが、 画角が広く流星撮影には適していると思います。 |
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![]() 元画像(640×480)からトリミングした静止画 クリックして全視野 |
ふたご座流星群 【12月13日午後8時〜14日午前1時56分 30秒間隔】 ふたご座流星群の日、天頂へ向けて撮影しました。 しかし、流星がはっきり写ったのは左の写真1枚だけでした。 ふたご座は画面の左外(東)にあり、 ちょうどぎょしゃ座の5角形中を飛んでいます。 R1は3時43分まで921枚撮影して力つきたのですが、 途中から雲が多くなったので動画は途中で切っています。 動画 MPEG-1:元画像640×480をTMPGEncで結合 大 640×480pixel 10fps 70秒 14.3MB 小 160×120pixel 10fps 70秒 1446KB (小は大の一部をトリミングしたものです。 流星は25秒ごろ) ホワイトバランス:太陽光、ISO800、1/8秒、フォーカス:無限遠 ThumbsPlus7jによる画像修正:明度とシャープネスのアップ、日時貼り付け |
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淡彩画の制作 【12月30日午後11時11分〜12時12分 30秒間隔】 いつも年賀状用に描いている淡彩画の制作の様子です。 完成画はこちら 頭が入ったり、ぼけたりした画像は除きましたが、 10秒間隔、フォーカス・露出マニュアルで撮るべきだったと反省しています。 動画 MPEG-1:元画像640×480をTMPGEncで結合 大 640×480pixel 1fps 92秒 4891KB 小 160×120pixel 1fps 92秒 446KB ホワイトバランス:太陽光、ISO100、AE、フォーカス:オート |
■カメラカバー | |
![]() 自作カバーとCP-800 |
野外の長時間撮影において、
結露やちょっとした雨・雪からカメラを守るために
カメラカバーを制作しました。
といっても、ビニール袋に穴を開けて
保護フィルターをはめ込んだだけの簡単なものです。 |
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