CP-800は200万画素機で1600×1200の画像を出力しますが、
ディスプレイに収まらないので、
私は1280×960に縮小して保存しています。大きく印刷する
ことはまずないのでかまわないのですが、オリジナルの残るフィルムと違って
元画像を変更してしまうことには若干の抵抗があります。そこで130万画素相当に
縮小することで、どれくらい情報量が失われているのか、A4に引き延ばしプリント
することを想定して比較しました。
(注:このページは大きなサイズの画像を載せているので覚悟してクリックして下さい。)
まず、遠景で密度の高い画像を用意します。
左:元画像(1600×1200 462KB)
全体をA4に出力するとして150dpiで、中心部をプリントします。
元画像を1280×960に縮小した画像も中心部を、
同じ大きさになるようにプリントします。
この2つのプリントをフラットベッドスキャナでできるだけ高精度(400dpi)で読み込んだのが左の画像(部分)です。
左:プリント画像(811×922 320KB)
この画像からは、私は画素数に比例した差は認められず、元画像を保存しておく
必要はないと感じました。
確かめていませんが、もともとが130万画素機ではもっと甘い画像になるはずです。
現在のデジカメの画像は画素数を満たすだけの情報量を持っていないといえます。
ディスプレイで写真を鑑賞するだけでも1024×768では不足で、1280×960以上の
画素数が欲しいのですが、そのためには200万画素CCDのデジタルカメラが必要、
ただしその画素数は1600×1200は必要はない、というのが私の結論です。
CP-800は圧縮率が高めなので、この結論が一般に通用するとは限りませんが、
JPEG圧縮が画質を損なっているようには見えません。
ちなみにCP-800には300万画素(1984×1488)
(元画像)
で画像を保存する機能が付いています。
これは全然使わないのですが、逆に縮小して1280×960で保存する機能が欲しいところです。
実験環境
プリンタ:EPSON PM-2000C
用紙 :EPSON スーパーファイン専用光沢ハガキ
スキャナ:EPSON GT-5500WINS
ソフト :Photoshop 4.0
画像解像度 縦横比 |
代表機種 | 解説 |
---|---|---|
1024×768 4:3 |
DSC-X100 PS A5(Z) |
絶対的に解像度が不足。17インチディスプレイでピクセルをくっきり 表示させるのに適当なディスプレイ解像度。 |
1280×968 4:3 |
COOLPIX900 C-900Z |
この解像度で表示できるドライバが少ない。ディスプレイを1280×1024 にした場合は無駄が上下左右に生じ最悪。 |
1280×1024 5:4 |
C-1400XL FinePix1500 |
17インチCRTでの表示限界。比率を正しくすると左右に
空きができ、画像が小さくなってしまい無駄。 液晶なら比率は同じ?だが非常に高価。 |
1360×1024 4:3 |
DSC-SX150 |
この解像度のグラフィックドライバはないと思う。 拡大・縮小あるいは無駄が生じる。 |
1536×1024 3:2 |
DC-260Z |
|
1600×1200 4:3 |
COOLPIX950 C-2000Z |
実用的な表示のためにはハイエンドのグラフィックカードと 21インチディスプレイが必要。 |
1800×1200 3:2 |
FinePix2700 RDC-5000 |
これ以上の解像度で画面表示は考えない方がよい。 |