Water Garden 2005
3.メダカの繁殖
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7月18日 メダカの卵を隔離



根を張らずに浮いているカボンバを片づけようとしていたら、 クリーム色に透き通った卵が付いているのを見つけました。
前から卵をお腹に下げているのは見ており、 繁殖は自然に任せようと思っていましたが、 実際手に取るとこのまま親に食べられてしまうのは不憫で、 隔離することにしました。

プラケースに水草数本(別のも卵もあり)をいっしょに入れて、 水の行き来ができるように浮かべておきました。 最初の誕生を見るまでは保護してやろうと思います。

7月21日 子メダカ専用浅瀬



昨日になりますがチビチビメダカが泳いでいるのを発見!!
前から産み付けられていた卵が最近の温かさで孵ったものでしょう。

しかし、早速親メダカに追っかけ回されています。 子メダカは素早く逃げますが、親もごく浅瀬や水草の中に餌を探しに来るので すぐに捕まってしまいそうです。 いままで可愛らしく見ていた親メダカが急に憎らしく思えてきます。

子メダカが安全に育てるように、浅瀬部分を石で区切って 親メダカは入れないようにしました。 水草とタニシも少し移し、ミジンコ培養も兼ねて沼の水を加えました。


7月23日 エビ購入


プラケースに入れた3個の卵が孵っていました。(写真左)
ケースの中では水が悪くなるので浅瀬に入れました。 他にも池で子メダカを見つけしだいすくって移しています。 浅瀬の子メダカは合計20匹近くになっていると思います。

右の写真は元から浅瀬にいた子メダカです。 上に見えるのはカボンバの茎で、 メダカの体長は5mmほどです。
チビのくせになわばり意識が強いのか、 仲間をさかんに突っつきまわしているのもいます。


沼から2Lペットボトルに採ってきたミジンコを メダカの餌として増やしています。
ミジンコの餌である植物プランクトンの栄養となる 砂糖をひとつまみ入れて日向に置いています。
3日ほど経ちましたが、ずいぶん数が増え、 写真のように大きなミジンコも出現しました。

増えた分は子メダカの浅瀬に放しています。 ここでもある程度増えるのではないかと期待しています。


ヌカエビが見つけられないので近くのホームセンターで ヤマトヌマエビを購入しました。5頭で840円、高かった!
ヤマトヌマエビは繁殖に汽水が必要なので、一代限りの住人です。
そのため、ヌカエビは引き続き募集中です。
エビは藻と生き物の死骸の掃除役をやってもらいます。
今日は水が澄んでいて初めて底まで見えました。
底の方にメダカではない魚(フナ?)が潜んでいるようです。

エビを入れる前にpHを測りました。 指標の色は8.0に近く、弱アルカリ性です。 前に測ったときは中性でしたが貝殻を入れたためでしょうか?
エビは水の硬度に敏感だそうなのでちょっと心配です。

7月24日 水草と卵


エビを水に慣らすためにエビと水草を入れたプラケースの ふたを開けて半分沈めて置いたのですが、 今朝見るとエビがいなくなっている代わりに メダカが2匹入っていました。
そして水草に産み付けられた卵が4つありました。
これも子メダカの浅瀬に移しておきました。

7月25日 虫よせ照明


庭で遊んでいたガーデンライトを池の縁に付けています。
夜に明かりに引き寄せられた虫が水面に落ちて、 メダカやマツモムシの餌になるという仕掛けです。

これまでも池の生き物に餌をやったことはないのですが、 メダカが産卵中でエネルギーがいるだろうということと、 子メダカや卵へ向けられる食欲をそらすために 餌の供給源としました。

ソーラー電源なので暗くなってから数時間、 オレンジの光が点灯して消えます。 光は弱いので生き物への影響は少ないと思います。


ガーデンライトの足元の小さなすきまに子メダカが隠れていました。 (左写真の矢印) ここなら親メダカに襲われても安全そうです。 右下から泳いでくるのはファミリーの中で最も凶暴な性格の“ブチ”ですが、 気づかずに通り過ぎました。

特に隔離しないで子メダカが育つようにするには、 水際に水草、抽水植物、小石などで細かいスペースをつくってやることが 大切だと思いました。

7月30日 子メダカ大海へ


これまでは岸辺の水草や石の間で身をひそめていた子メダカが、 今朝は池の中央に泳ぎ出ていました。
大きさはまだ1cmほどですが、親にちょっかいを出されても それほど深追いされずに済んでいます。
親といっしょに育った稚魚なので、適応力が高いのだと思います。
隔離浅瀬にも同じくらいに育った子メダカがいますが、 こちらは温室育ちなのでまだだめかもしれません。

左の写真には5匹の子メダカが写っています。 分かりにくいので拡大して見てください。
8月6日 メダカの壁崩壊


子メダカの浅瀬を区切っていた“壁”を撤去しました。
既に大きい方の池では大小の子メダカが親と一緒に泳いでいるのに、 浅瀬には3匹ほどの小さな稚魚しかいません。 育たなかったにしろ、逃げ出したにしろ、もう隔離政策を続けることは 意味がないと思われます。

他に稚魚が減った理由として考えられるのは、水が循環しないために水質が 悪化した、水を飲みに来る雀が食べた!などです。

壁を取り払ったとたんに、すべての親メダカが殺到してきました。 水面の何かをむさぼっています。 隔離していた間に増えた微生物でしょうか?

8月7日 みにくいメダカの子


メダカの稚魚たちはだいぶ大きくなって魚らしくなってきました。 1匹ちょっと毛色の違う稚魚がいて、 いつも水草を突っついたり底をあさったりしていたのですが よく見るとメダカではないみたいです。 写真に撮って見てみると、尾びれはV字型だし、 背びれは真ん中に三角についています。
これは、5匹ほどいるフナの子か?

いつの間に卵を産んでいたのか、 元々土に卵が入っていたのか、 池では分からないことが起きます。

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