Water Garden 2005
2.生き物集め
<前へ  index  次へ>
6月26日 生き物探し


近くの田んぼの用水路に生き物探しに行きました。
休耕田横の土の用水路をさらいましたが、 残念ながらアメリカザリガニしか見つかりませんでした。

用水を中間で貯めている池です。
ここではマツモムシとセリを手に入れました。


場所を変えて住宅地の上にある沼に行きました。
しかし、ここもアメリカザリガニ天国でした。
ザリガニが増えると他の生き物は食べられてしまうのでしょうか?
水生植物もほとんど生えていないところなので、 生き物の種類は少ないのかもしれません。

巨大アメリカザリガニゲットです。
池に入れるわけにはいかないので、息子が学校に持っていきました。


沼の水と田んぼの泥を採取してきて池に入れました。
水を浄化するバクテリアや微小生物を加えるためです。
6月27日 メダカ投入



家の近くではメダカが見つけられなかったので、 ホームセンターでヒメダカを9匹買ってきました。
一晩袋を沈めて水あわせをしました。
朝には池の中をすいすいと泳いでいました。

6月28日 大雨の後



池を作り始めてからは晴れが続いていましたが、 ついに大雨に見舞われました。
満水位の状態です。
写真は水下の部分で、小石の隙間から排水されるようになっています。

7月1日 グラウンドカバー



水辺の空いている地面を覆うようにチドメグサを植えました。

最初の植栽はこれくらいにして、 あとは自然に増えたり、生えたりするのに まかせようと思います。

7月2日 渓流へ


家から3分ほど歩いたところに渓流があります。
ここは止水の池とは環境が違うので、 生き物探しの対象にはしていなかったのですが、 調査のつもりもあって行ってみました。

写真の滝の下の小さな淵の落ち葉をさらうと、ヤマメの稚魚、サワガニ、 サンショウウオの幼生?、カゲロウの幼虫?が見つかりました。
ここはまだ水がきれいなところだと分かります。
ただ、昔はサワガニがたくさん取れて、唐揚げにして食べていたそうですが。

サワガニ3匹だけ家の池に入れました。


ここは上の渓流や6月26日の用水路が流れ込むこの地域の本流の川です。
魚道のある堰の上の岸辺を網でガサガサしました。


ここで採れたのは、イトトンボのヤゴ?多数、オニヤンマのヤゴ? サカマキガイ(左写真)、ドジョウ、何かの稚魚でした。
ヤゴはメダカが繁殖できるまでは入れないようにし、 サカマキガイはいったん入れたものの、 帰化貝で繁殖力が強いということなので取り除きました。
結局ドジョウ2匹と稚魚3匹が池の住人に加わりました。
7月3日 タニシ採り


近くの田んぼはザリガニばかりだったので、 もう少し上流へ足を伸ばしました。

用水路はコンクリート製でしたがモノアラガイが見つかり、 田んぼの方にはタニシがいました。 やはり近くの国道沿いよりも生き物は豊富なようです。
モノアラガイとサカマキガイは似たような貝ですが、 水が汚れていると後者が増えてくるということからも、 下流との水質の違いが分かります。

左の沼は別の支流の水源付近です。 ここではタニシがゴロゴロ採れました。 最近稲に被害を与えるため問題になっている ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)ではないかと不安がありましたが、 繁殖地は西日本が主で寒さに弱いらしいので大丈夫でしょう。

この池ではカボンバ(ハゴロモモ)と、近くの別の池でヒシを採りました。


池に入れたタニシとモノアラガイ(左下)です。
タニシは殻が滑らかな曲面のもの(左)と角が立っているもの(右)が ありました。種類が違うのでしょうか?
〈追記〉左はマルタニシ、右はヒメタニシのようです。
マルタニシはきれいなところに棲み準絶滅危惧種、 ヒメタニシは比較的汚れたところでも生きられます。

タニシがたくさん採れましたし、モノアラガイは爆殖するとのことなので 取り除きました。

7月17日 サイカチ沼


このあたりで一番大きな沼であるサイカチ沼に行きました。
一帯は県の緑地環境保全地域に指定され、釣りの名所でもあります。
さっそく草むらに網を入れてみましたが、採れるのはタイコウチばかりで 目当てのエビはなし。釣り人に聞いてみると、バスのおかげで 宮城県内でヌカエビのいるところは極少なくなったとのこと。
子供は釣ったバスをもらって大喜びでしたが、 家に持って帰るわけにもいかないので放しました。

結局この日の収穫はミズスマシが2頭でした。

家の池に入れるとクルクルクルクルクルクルせわしなく回っていましたが、 次の朝2頭とも姿を消していました。水が合わずに脱走?


<前へ  index  次へ>