CANON PowerShot S30レポート
2.私的基準によるS30の使用感とスペック評価
2001.12.30

公式製品解説、仕様
EPSON CP-800 エプソン販売
PowerShot S30 CANON BeBit
PowerShot S30 キヤノン販売

1.S30への道| 2.スペック評価| 3.露出モード| 4.絞りと画質| 5.画質モード| DigitalWalkホームページ

 今まで使っていたCP-800と比較しながら、S30のスペックを評価します。
共に多機能なカメラですが、私的基準なので、 興味のない機能については省略するか、簡単に済ませています。
その項目について優れていると思う方を青い背景にしました。
2年半の時を隔てたS30は秀でたところが多いですが、 CP-800もまだまだ今日のデジカメに劣らず、取り入れるべき点もあると思います。

内容 EPSON CP-800 Canon PowerShot S30
大きさ 113×67.5×35.5
○携帯するには厚みが薄いほうが便利。
112×58×42
×ごろっとしている。
重さ
CF、電源、ストラップ込み
300g
○電池の重量がグリップ側にあるので実際より軽く感じる。
△320g


持ちやすさ
○右手前面にゴムのグリップがあり滑りにくい。
○右手背面は親指で液晶面をガッと押さえることで安定する。
×左手の押さえる部分が少ない。注意しないと指が写る。
△右手前面のグリップは頼りない。
○レンズが中央にあるので、両手で構えることができるカメラ。
×左手は操作のために必要。
電源
○単3Ni-MH2本
○液晶OFFならかなり持つ
×液晶ONではあっという間
△リチウムイオン充電池
○まあまあ持ちそう
起動
○液晶OFF:約2.5秒
×液晶ON :約4秒
レンズカバーのオープンによる

×液晶OFF:約4秒
×液晶ON :約4.5秒
レンズカバーのオープンによる
固く、指掛かりも良くない。
終了
○レンズカバー閉で電源オフにできる。

×レンズカバーを閉じるには2動作必要で、本体をすぐにしまえない。
×レンズカバーの爪が乗り上げることがある。
モード切替
(液晶OFF)
×撮影→再生:約4.5秒
×再生→撮影:約3秒
○撮影→再生:約2秒
○再生→撮影:約2秒
撮像素子
1/2インチCCD 最大1600×1200画素
補色フィルター
×寒い感じです。
1/1.8インチCCD 最大2048×1536画素画素
原色フィルター
○暖かい感じに写ります。
レンズ
38mm相当単焦点 F.2.4
○歪みの少ないレンズです。
×絞り調整がF2.4、F8.0しかない。
×絞り開放のマクロ撮影では渦巻きぼけになります。
35〜105mm相当 F.2.8〜4.9
×広角側では樽型の歪曲あり
○絞り開放のぼけは自然です。
光学ファインダー
○倍率が高くて見やすい。
○そして視野率が高いためファインダーで構図が決めやすい。
×他機種のズームファインダー同様倍率が低い。
×視野率が約82%と低く、周りがよけいに写るので使いにくい。
オートフォーカス
△マクロで草花など細いものにはピントが合わないので、 マニュアルで最短距離に合わせて撮影しています。
○光量が足りないと測距が迷うが、マクロ領域ではしっかり合う。
撮影距離
○マクロは15cmまで

○広角側マクロは10cmまで
○望遠側はワーキングディスタンスがとれる。
シャッター速度
1/2秒〜1/750秒
×暗めの夜景は撮れない。
×花火はさびしくなってしまう。
×高速側は露出オーバーになりやすい
(15秒〜1.3秒)1秒〜1/1500秒
○長時間露光はT、Mモードのみなのは△だが
十分実用的な範囲をカバーしている。

露出制御
×マニュアル制御ではシャッター速度の段階が細かすぎて使いにくい。
×マニュアル制御は液晶モニタでないと使えない。
×絞りは2段階しかないのでシャッター速度が選べない。
○絞り優先、シャッター速度優先も可能。
○それぞれのモードごとに設定値が記憶される。
△プログラムシフトも可能だが操作しにくい。
露出制御
×マニュアル制御ではシャッター速度の段階が細かすぎて使いにくい。
×マニュアル制御は液晶モニタでないと使えない。
×絞りは2段階しかないのでシャッター速度が選べない。
○絞り優先、シャッター速度優先も可能。
○それぞれのモードごとに設定値が記憶される。
△プログラムシフトも可能だが操作しにくい。
露出補正
○+−ボタンでダイレクトに変更可能。
○補正値は上面液晶に表示される。
△0.2EV刻みは細かくて使いにくい
○絞り優先、シャッター速度優先も可能。
○それぞれのモードごとに設定値が記憶される。
△プログラムシフトも可能だが操作しにくい。
感度
ISO100,200,400
○変更がダイレクトにできる。
ISO50,100,200,400,800
○露出調整の幅が広い
ホワイトバランス
オート、太陽光、プリセット
○必要最小限が押さえてある。
○変更がダイレクトにできる。
×戸外ではオートより太陽光のほうが自然だが、 電源を切るとオートに戻ってしまう。(レンズカバー閉では保存)

○オートでも自然な色合い。
×露出補正他とボタンをかねている。
×設定が多すぎ、色温度順でないのでわかりにくい
○電源オフでも設定が保存される。
ストロボ
オート、発光、禁止、スローシンクロ
○必要最小限が押さえてある。
○変更がダイレクトにできる。
×電源を切るとオートに戻ってしまう。 (レンズカバー閉では保存される)

×赤目補正も含め設定が多いので切り替えが面倒
○電源オフでも設定が保存される。


情報表示

○ISO感度、ホワイトバランス、露出補正
画像サイズ、ストロボモード、残り枚数等を 表示すると共に、ダイレクトに変更可能
×パネル照明がない
液晶モニタがオフでも操作時のみ情報が表示される
ストロボ調光補正
×なし
○+−2EVまで可能
撮影モード
スポーツ/ポートレート/風景
使ったことがない。
なんかいろいろ
たぶん使わない。
記録モード
必要なだけに絞られているが、上下を切るだけのパノラマは余計。
サイズ4×圧縮3、RAW
○コントラスト、輪郭、彩度の調整が可能
動画撮影
なし
必要はないが、子供向けに遊べる。
連続撮影
1.5コマ/秒
×液晶モニタをつけないと使えない。
○高速:3コマ/秒 通常:2コマ/秒
△電源を切るとシングルモードに戻ってしまう。
再生モード
拡大は2倍まで

○ヒストグラム表示が可能
○5倍まで拡大が可能。
テレビ出力
×画像にゴーストがでて汚い
○テレビで鑑賞できる画質。


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