スタイル S30との比較 手ぶれ 画質比較
Caplio R1 レポート2
S30とR1の比較 
2004.11.28
DigitalWalk

(1)S30の不満点
日常持ち歩くメインカメラとして3年間使ってきたPowerShot S30ですが、 使いにくい点がいろいろ出てきました。
次のメインカメラにR1を据えることで、S30の不満点はほぼ解消されることになります。
内容 Canon PowerShot S30 Ricoh Caplio R1
大きさ
112mm×58mm×42mm
バッグやポケットに入れるともっこりする。
100.2mm×55mm×25mm
持ち運びの時、じゃまにならない厚さになった。
重さ
310g(電池、メディア込み)
首からさげると首がこる。
190g(電池、メディア込み)
首からさげても気にならない。携帯用のストラップでも大丈夫そう。
電源
電池2本体制で交代に充電しながら使ってきた。
気を付けていれば2本で何とか1日持ったのだが、 最近はへったってきたのかすぐ電池切れになる

電池の消耗を気にする必要がない。噂の原子力電池
電池切れマークがついてからでも100枚以上撮れるが、 万一のためオキシライドを予備に持って万全。
起動
液晶点灯まで約4.5秒かかる。
両手で持つ必要がある。カバーを開いてから1秒程度待ってからレンズ繰り出し。
液晶点灯まで約1秒
取り出しながら片手でONできる。
終了
レンズが収納されるのを待ってからカバーを閉じるため、 2アクション必要

片手で1アクションでOFFにできる。
ただ、起動ほどの高速感はない。
画角
広角側で35mm相当であり、 建物全体や室内の様子などが入りきらないことが多い。

広角側が28mm相当まであり、 左の用途にも十分対応できる。

マクロ
広角側で近接距離は10cm
あまり大きくは撮れない。

広角側で近接距離は1cm
マクロレンズに匹敵する拡大倍率が可能

PC接続
USBマスストレージに対応していない。

USBマスストレージに対応していない。
※R1Sは対応

(2)S30の気に入っていた点
不満が解消されても、S30の利点が損なわれてしまっては完全に置き換えることはできません。
画質は最大の問題です。いろいろサンプルを見ていたので目をつぶって購入したわけですが、実際どれくらい違うのかは検証する必要があります。 →画質比較
S30とR1は価格帯が違うカメラなので、露出制御が物足りないのは仕方ありません。 シーンモードの活用でどれだけ応用が利くか検討する必要があります。
内容 Canon PowerShot S30 Ricoh Caplio R1
画質
非常にノイズが少なく鮮やかな色彩

ノイズ、モアレ、細部つぶれがある。
露出制御
絞り優先、シャッター速度優先、マニュアルが利用可能
虹彩絞りにより細かく絞り値を選べる。

プログラムのみ
シーンモードでは感度オートのみ、マクロは使えないなど制限が多い。
絞りは2段階しかない。
スローシャッター
最長15秒まで。 ノイズリダクション有り


最長8秒まで。 ノイズリダクション無し
スローシャッター時に絞りは開放に固定される。
花火を撮るにはS30を使った方がよさそう。
再生
再生スイッチで撮影中でも電源OFFからでも再生可能
レリーズボタンで撮影モードに復帰

S30とまったく同じ操作体系だが、レスポンスは非常に良くなっている。

電源スイッチ
レンズカバーがスイッチを兼ねているため、 撮影体制に入りながら直感的に電源ONが可能。

グリップがスイッチを兼ねているため、 撮影体制に入りながら直感的に電源ONが可能。


(3)S30で不満はないが、R1の便利な点
内容 Canon PowerShot S30 Ricoh Caplio R1
オートフォーカス
フォーカススピードは速くはない。

外部位相差測距方式により迷いが少なく、一気押しでもピントが合う。 (はずれることもある)

レリーズタイムラグ
たぶん0.1秒くらい?

最速0.003秒

動画
最大320×240pixel、15fps
1回30秒まで
動画はXacti J1で撮っているため、性能は要求していない。

最大320×240pixel、30fps
メモリ容量の限界まで撮影可能。ただし高速メモリが必要。
ちなみにサンディスクの2MB/Sでは、約90秒で録画が停止した。

その他


ISO800時のノイズが少ない。
グリッドラインの表示(水平をとるのに便利)
いざというときに心強い内蔵メモリ
マクロ時のAFターゲット機能
インターバル撮影

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